ソフトバンク大竹耕太郎「納得できた」2度目交渉でサイン 300万円減

2度目の交渉でサインし、会見を行う大竹耕(撮影・岩下翔太)

ソフトバンク大竹耕太郎投手(26)が13日、ペイペイドーム内で契約更改交渉に臨み、年俸2400万円から300万円ダウンの2100万円でサインした。

7日には球団の提示した年俸を保留。同日は約40分にわたって交渉したが、この日は5分でサインした。「自分が球団の意見に納得できた。不満とかではなく、自分が去年や今年に『こういう思いで野球をやっていた』と知っていただきたかったですし、球団の考え方も深く知りたかった。そのために1度家に帰って考える時間をいただきたかった」と納得の表情だった。「来年はしっかり頑張るので、もっと(年俸を)あげてくださいと言いました」。今季2試合登板に終わった左腕だが、球団に飛躍宣言したという。

開幕時に77キロだった体重は現在90キロ。ユニホームや練習着のサイズもXLから2XLに変わった。「焼き肉、ギョーザ…。昨日も食べました。下半身の安定感は感じます」と効果を実感している。球速は最速144キロだが「150キロ投げられるようにします」と、目に見える成長も見せていく。

会見では「来年は闘志あふれるピッチングができるように頑張りたい」と話した。クールな大竹耕だが、今オフ長崎で自主トレをともにする和田からの助言だったという。「単純に抑えたら喜べばいいし、打たれたら悔しがればいい。それを押し殺している感じがあった」。「ニュー大竹耕」で、来季へ挑む。(金額は推定)