巨人坂本勇人「美学」貫き次なる目標へ 立浪監督の二塁打記録にあと85

契約更改を終え、リモートでの取材に笑顔を見せる巨人坂本(球団提供)

巨人坂本勇人内野手(33)が「美学」を貫く。15日、契約交渉に臨み1億円増の年俸6億円で更改。昨季の通算2000安打に続き、15年目の今季はプロ野球史上最年少で通算400二塁打を達成し、402二塁打まで伸ばした。中日立浪監督が持つ487二塁打の同最多記録にあと85と迫り「1本1本、積み上げて立浪さんの記録に近づきたいなという目標はある」と見据えた。

次なる大記録に設定した二塁打への持論を展開した。「二塁打10本で打率3割の打者と、二塁打30本の2割8~9分の打者だったらどうですか。(後者は)1人で盗塁したのと一緒。それくらいの価値がある」と熱弁。自ら得点圏に侵入する一打に美学がある。シーズンの自己最多は10、12年の35二塁打、今季も26二塁打を積み上げた。

18年オフに5年契約を結び、当初の3年は年俸5億円の固定。以降の2年は「ダメだったら減俸されるというのはしょうがない」と変動制を申し出て、1億円増の評価を得た。リーグ3連覇を逃し、来季はV奪還のシーズンに挑む。「まずは自分の成績アップ。それがチームに一番プラスになる」と自らに一切の妥協はない。チームへの貢献は、己を鍛えた先にある。それが坂本の「美学」だ。【小早川宗一郎】