巨人が来季の新外国人として、マリナーズからフリーエージェント(FA)となっているマット・アンドリース投手(32)と基本合意したことが16日、分かった。メジャー通算217試合登板と実績豊富な右腕。先発とリリーフをこなせ、エンゼルス時代の20年には先発した大谷翔平投手(27)がKOされた試合で好リリーフを見せた。巨人は15日に米独立リーグで2年連続MVPのアダム・ウォーカー外野手(30)を獲得。間髪入れず、新たな助っ人の補強を決めた。
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巨人が“超・掘り出しもの”ウォーカーに続き“大谷の元同僚の現役メジャー右腕”の獲得にメドを立てた。アンドリースは15年にレイズでメジャーデビュー。19年にはダイヤモンドバックスで自己最多の54試合に登板するなど着実に実績を重ね、今季はレッドソックスから8月にマリナーズに移籍し、計34試合で2勝3敗1セーブ、防御率5・21。身長188センチから150キロ前後のフォーシームとチェンジアップを軸にした技巧派だ。
日本にゆかりもある。18年11月には、日米野球でMLBオールスターの一員として来日。来季から同僚となる見込みの巨人岡本和から空振り三振を奪うなど、リリーフで2試合に登板して3回2/3を1失点に抑えた。
20年には大谷と同じエンゼルスのユニホームに袖を通した。7月26日のアスレチックス戦では693日ぶりにメジャー復帰登板を果たした大谷が1死も奪えず5失点で降板した直後に緊急登板。移籍後初登板の緊張の中で、5回2/3を3安打5奪三振、無失点と荒れかけた試合を整えた。メジャーで場数を多く踏んでいる経験値が、新天地でもすぐに実力を発揮することにつながると期待できる。
来季のV奪還には、投手陣の整備は不可欠になる。今季は先発6番手が定まらなかったこともあり、勝負どころの9月からは菅野、山口、高橋、戸郷、メルセデスの先発5本柱でローテーションを編成。中5日と中4日で回した。だが9月は6勝14敗5分け、10月は4勝11敗3分けと大失速。先発、中継ぎともにうまく機能できず、リーグ3連覇を逃した。
アンドリースは先発もリリーフもこなせるだけに、投手陣の起用法にも幅が広がる。メジャー実績豊富な右腕を加え、巻き返しへの準備を着実に進めていく。
◆マット・アンドリース 1989年8月28日、米カリフォルニア州生まれ。11年ドラフト3巡目(全体112位)でパドレス入団。レイズ移籍後の15年にデビュー。18年途中にダイヤモンドバックス移籍。同年オフに日米野球の一員として来日。エンゼルスを経て今季はレッドソックスとマリナーズでプレー。今季年俸は185万ドル(約2億400万円)。188センチ、98キロ。右投げ右打ち。