日本ハム伊藤大海投手(24)が、1年目からブレークするための3カ条に(1)マイペース(2)身だしなみ(3)積極的なコミュニケーションを挙げた。ルーキーイヤーの今季は先発ローテの一角としてフル回転。球団の新人では06年八木以来15年ぶりの2桁勝利を達成した。侍ジャパンの一員として東京五輪での金メダル獲得にも貢献した右腕が、後輩たちへ躍進の“秘策”を伝授した。
「1月は周りに振り回されずマイペースを貫いた方がいい。(自分は)早くからブルペンには入らなかった。周りが仕上げているように感じるが、乱されないこと」と言う。キャンプ序盤の2月には、栗山前監督から「アピールはいらないから落ち着いてしっかりやりなさい」と諭され、じっくり仕上げた。シーズンでは登板5戦目まで白星に恵まれなかったが、結果的に10勝をマーク。栗山前監督の教えが土台になった。
2つ目は、新庄BIGBOSSも大事な要素に挙げた身だしなみ。伊藤自身も、トレードマークとなった長髪のケアは、美容師からカットのたびに学んでいるという。かっこよく伸ばすのが信条で「個性はあるのなら出した方がいい。見られる立場。客観視して自分に気を配れることも大事」と強調した。
コミュニケーションについては「グイグイ来てほしい先輩もいる。難しいことかもしれないがチームの雰囲気を楽しみ、好きになること。積極的に意思疎通を図るのがいい」。栗山、新庄両監督の教えにならい、機を見てアグレッシブに先輩に溶け込む。“ヒロミの流儀”が新人たちの力を引き出す。【永野高輔】