新庄監督、見ていてください! オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手(30)が、22年は野球もトークも向上させることを誓った。昨年12月にテレビ収録で共演した際に日本ハム新庄監督から「普通なのよ、コメントが…」と苦笑されたのがきっかけ。札幌ドームでアーチを描き、昇天ポーズ&爆笑お立ち台を披露する気満々でいる。BIGBOSSに成長の跡を見せつける。
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ラオウ杉本には、思い描く風景がある。22年の夢とは-。「新庄さんの前で活躍して、札幌ドームのヒーローインタビューで気の利いたコメントが言えるようにしたい。野球もトークも頑張っていきたいと思います!」。21年パ・リーグ本塁打王は真顔で誓った。
きっかけはBIGBOSSとの初対面にある。12月に放送されたフジテレビ系「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞」の収録に臨んだ際、伸び悩む22歳清宮が覚醒するためのアドバイスを求められた。
新庄監督 ラオウ君、どうやったら30本打てそうかな?
ラオウ杉本 BIGBOSSがしっかり指導したらいけると思います!
間髪いれずに返答したが「普通なのよ、コメントが…」と新庄監督は苦笑い。杉本は「(今オフ)1発目のテレビ出演だったので、とにかく緊張していた。撮影会場も広かったですし、照明の光で汗もすごくて…。振り返ると真面目に行き過ぎたなと」と反省する。
ただ、テレビカメラの回っていない場所で交流もあり、2ショットの撮影にも成功した。「新庄さんはオーラがすごくて、トークも面白い。ちょっとビビりながら、写真撮ってくださいとお願いしたら『全然いいよ!』と気さくに接してくれました」。今年で50歳になる新庄監督と31歳を迎える杉本。幼少期に憧れた存在と共演できたことは「感慨深いですよね」と照れ笑いで思い返す。シーズンに入れば野球でもトークでも気の利いたところを見せつけたいところだ。
早ければ4月26日からの日本ハム3連戦(東京ドーム)で敵地ヒーローインタビューのチャンスがある。昨年は看板直撃弾を放ち、賞金100万円を獲得した縁起のいい球場だ。その後は5月10、11日が札幌ドームで開催される。こちらも昨年は9試合で打率3割7分5厘、2本塁打と好相性を誇っている。
22年の目標として「全試合出場」と色紙に記した。「1本でも多く打って、勝ちに貢献したい」。熱パを勝ち抜き、昇天ポーズを決める。【真柴健】
◆杉本の昨季 一昨年まで通算76試合、9本塁打だったが一気に覚醒した。4月22日西武戦ではプロ初のサヨナラ安打を放ち勢いに乗り、6月には打率3割7分5厘、5本塁打で月間MVPを受賞。9月の7本塁打はパ最多と、吉田正が故障で離脱した期間もカバーし、打率3割1厘、83打点と年間を通して安定した働きを見せた。32本塁打で初のタイトルも獲得。一昨年は2本塁打で、前年2本塁打以下の選手による本塁打王は、新人や新外国人を除き、2リーグ制後初だった。ロッテとのCSファイナルステージでは第2戦で決勝2ランを放つなどでMVPを獲得。ヤクルトとの日本シリーズでも、第3戦で小川から2ランを放ち、優秀選手に選ばれた。
◆杉本裕太郎(すぎもと・ゆうたろう) 1991年(平3)4月5日生まれ、徳島県出身。徳島商-青学大-JR西日本を経て、15年ドラフト10位でオリックス入団。17年9月9日の楽天戦でのプロ初アーチは初回先頭打者本塁打。18年7月11日の楽天戦、同17日の日本ハム戦では、2試合連続で満塁本塁打。今季は32本塁打で本塁打王を獲得。ベストナインにも輝いた。190センチ、104キロ。右投げ右打ち。