明大は8日、東京・府中のグラウンドで今年最初の練習を行った。
朝6時45分。都内でも気温1度と冷え込む中、選手たちは、大きな掛け声とともに、両翼ポール間30本ダッシュを走り始めた。毎年恒例となったこのメニューも、今年は少し空気が違った。4年生が率先して先頭に立ち、大きな声で盛り立てる。少し遅れ気味の下級生にも、声をかけ励ました。
主将で、今秋のドラフト候補にも挙がる村松開人内野手(3年=静岡)は「上級生が引っ張る姿勢が出ていて、みんな頑張っていました。いいスタートが切れました」と、笑顔を見せた。
覚悟のスタートだ。19年春の優勝から、いつも僅差で勝利を逃してきた。村松は「同じことをしてもダメ。伝え方、言葉のニュアンスを考えながら、後輩たちがやりやすい環境をつくっていこう」と、主将就任と同時に覚悟を決めた。昨年末には4年生で話し合い、上級生になる覚悟、責任感を確認。「引っ張る姿を見せることで、後輩たちの意識も変わる」と、今日の練習始めに臨んだ。
活気あふれる練習始めから、チーム一丸で取り組む姿が見える。「今年のチームは元気と粘りが持ち味。泥くさく、1点に執着してがっついていきたい」とチーム力で勝利をとりにいく。今秋にはドラフトも控えるが「まずはチームの優勝と、首位打者を取ることが目標です」と、主将として表情を引き締めた。
副主将で、ドラフト候補にも挙がる山田陸人内野手(3年=桐光学園)も「4年生として、チームが勝つために、人が嫌がることも率先して、応援される人間になりたい。その中で打点にこだわり勝利に導きたい」と、チーム優先を強調した。
田中武宏監督は「取り組む姿勢は合格。あとは、これから練習を継続し、体力、技術をあげていけるか。今年は新入生も早くチームに入れて競わせたい」と選手たちの成長に期待。明大は、チーム力を高め、リーグ優勝へ突き進む。