球界の功労者をたたえる「2022年野球殿堂入り」が14日、野球殿堂博物館から発表され、作曲家の古関裕而氏(享年80)は3年連続で選出を逃した。11人の投票委員から2位の8票を得たが、当選必要数9票に1票届かなかった。
古関氏は、アマや審判員を含め野球発展に顕著な貢献をした人が対象の特別表彰で、20年から候補入りしていた。「六甲おろし」「闘魂こめて」「栄冠は君に輝く」など多くの野球応援歌を作曲。20年に放送されたNHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルにもなった。
◆古関裕而(こせき・ゆうじ=本名・古関勇治)1909年(明42)福島県福島市生まれ。30年、日本コロムビアに作曲家として入社。戦前は「露営の歌」「暁に祈る」など。47年以降は作詞家・菊田一夫氏とのコンビで放送作品に注力。NHKラジオ・ドラマ「鐘の鳴る丘」「さくらんぼ大将」「君の名は」などの主題歌を発表。64年東京五輪の選手入場行進曲「オリンピック・マーチ」も作曲した。作曲作品総数は約5000。69年には紫綬褒章を受章。89年8月18日、脳梗塞のため死去した。