「自分が高すぎたので」日本ハム1位達孝太 さりげなくマイクの高さ調整

日本ハム新人お披露目会で「KAMAGAYA ROOKIE」と人文字をつくる新人ら。左から達、有薗、水野、阪口、畔柳、長谷川威、北山、上川畑、福島、速水、柳川、マスコットのカビー、阿部(撮影・黒川智章)

日本ハムのドラフト1位、達孝太投手(17=天理)がさりげない優しさを披露した。22日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で行われた「2022ルーキー鎌スタ☆お披露目会」に参加。機転を利かせたのは、新人選手を代表して鎌ケ谷市への転入届を芝田裕美市長(60)へ手渡した後だった。

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まずは達がスタンドマイクの前に立って「すごくいい街だなと。これからも成長していけるかなと思います。これからもよろしくお願いします」とあいさつ。次に芝田市長がスタンドマイクに移動しようとした瞬間、さっとマイクの高さを芝田市長の身長に合わせて下げてみせた。達による機転の利いた行動によって、芝田市長のあいさつも間が空くことなく、滞りなく進んだ。

身長194センチの達に対して、鎌ケ谷市初の女性市長である芝田市長の身長は達の胸付近まで。達は「自分がちょっと高すぎたので」と、芝田市長の手を煩わせることなく「なんとなく(高さ調節の)ボタンがあったので」と、初見のマイクスタンドも軽々と操作。視野の広さと相手を思いやる心があふれた気遣いで、場を和ませていた。