ソフトバンク石川柊太投手(30)が26日、「自己肯定主義」で完全復活を誓った。福岡・筑後市のファーム施設で自主トレを公開。昨季は自身初の開幕投手を務めるも、6勝9敗、防御率3・40と振るわなかった。味方打線の援護に恵まれない試合も多かったが「野望はいらない。それよりも昨日の自分に勝つ」と、無欲で22年に挑む。
石川 開幕投手になりたい、でもなれませんでした、そして落ち込むっていうのは、いらない。200イニング投げたい、でも7回でモイネロに任せました。まだ投げられるのに…って思う1週間はムダだなって、この9年間で感じた。
理想のタイトル、数字、成績は、思考から外す。新たな目標を語ることが多い1月の自主トレ公開だが、石川はあえて公言しなかった。それは「自分が制御できないことにエネルギーを注いだら疲れる」ことが理由。「他の人に勝ちたいとかは、全くもって無駄だと思う。そういうのはいらないです」。あくまで比較対象は「先週の自分」。己の成長を感じ、自己肯定を重ねる。
もちろん、努力は惜しまない。今オフから新球ツーシームを習得中。完成には至っていないが「去年と同じじゃないところを目指しての、1つの要素」と向上心を見せた。20年には11勝で最多勝と勝率1位に。マインドセットで、リーグ2冠の輝きを取り戻す。【只松憲】