2022年はひと味違う。巨人高梨雄平投手(29)が30日、宮崎での1軍合同自主トレに取材に対応した。ハードトレ、フォーム改造、新球パーム挑戦で、過去の姿とは違う、新たな高梨像を作り上げる。
今オフは古巣楽天の森、渡辺佑と都内で自主トレを敢行。ソフトバンク千賀がやり投げ五輪日本代表経験のあるディーン元気や小南拓人らとともに行うトレーニングにも参加した。あまりのハードさに衝撃を受け「トレーニングだと思っていたのはエクササイズだった。体をめっちゃ破壊しまくりました。毎日筋肉痛みたいな。今までで一番きつい自主トレでした」と己を追い込んだ。
身体を鍛え抜き、馬力が増加。それに伴って、投球フォームの改造に踏み切った。「今までのフォームだと上がった出力を抑え込みきれないというか、ボールが暴れてしまう。とにかく余分な動作をなくしてシンプルに変更した。なじまないとかはなかった。投げて初球から『これだ』と、『ですよね』と」。鍛えたものをどれだけダイレクトに投げるボールに反映できるかを考え抜いてきた。
新たな引き出しとして、新球パーム習得にも乗り出す。「遅い球を投げたいと思っていた。3球に1球ぐらいは隣のレーンにいっているけど、はまったときはめちゃめちゃいい球がいく」と感触は上々。今後の伸びしろも感じている。
過去の高梨雄平を“破壊”し、新たな高梨雄平を作り上げる。今季の目標は60試合登板。「50試合だと、1回けがしてもどこかの月にブーストがかかればいくけど、60試合はなかなかケガしたらいかない。今年こそは原点で、かつ、進化を狙いながらケガをせず、60試合投げたい」。新しい姿で飛躍を目指す。【小早川宗一郎】