楽天安楽智大4日連続ブルペン121球「壊れるか壊れないかギリギリ攻める」

ダイナミックなフォームでブルペン投球する楽天安楽(撮影・滝沢徹郎)

楽天安楽智大投手(25)が、アクセル全開で調整を進める。沖縄・金武キャンプ第1クール最終日の4日、初日から4日連続でブルペン入りした。103球、110球、102球ときて、この日は121球。徹底的に自身を追い込む。

「壊れるか壊れないかのギリギリを攻めるのが一番だと思ってる。それで壊れたら元も子もないので、そこだけはしっかり線を引いて。これ以上はダメというストップを自分で引いていきたい」と冷静に話した。

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昨季は58試合に登板し、防御率2・08と飛躍の1年だった。「自信の部分もある。『結局安楽1年だけか』と言われるかどうかは今年が勝負。そこは分かっているつもり」と闘志を燃やす。常に進化を求め、沖縄で汗を流す毎日。今は直球の回転や強さを求めて投げ込み中。フォームも、足を上げることを止めた。走者がいなくてもクイックのように、すり足で投げるフォームに。「足を上げたときよりクイックの方が去年の終盤くらいからバランスが良くて。自主トレでいろいろ試していく中で、それが一番バランスが取れて、自分の力が伝わる」とうなずく。

守護神松井裕へリードを保ったままバトンを渡す。9年ぶりの優勝のためには絶対に必要となるピースだ。「がむしゃらに7回、8回っていうセットアッパーのポジションを奪いにいきたいっていう気持ち。そこを求めて11月12月1月取り組んできた。去年のクライマックス、シーズン終盤やられた悔しさは忘れてないので、絶対やり返してやろうという気持ちで頑張ります」と力を込めた。