<ザ・ピンポイント>
ブルペンで腕を振るヤクルト田口麗斗投手(26)。
後ろには、石井投手コーチがスピードガンを持つ右手を高く上げて立った。10日、中2日のブルペン入りで210球を投じた。1球ごとに石井コーチと言葉をかわしながら、球速を確認。田口は「ストレート(の球速)が100%だとして、変化球が何%のスピードなのか、とかを測っていた」と明かした。
速いシュートと、遅いシュート。チェンジアップと、より遅いパーム。元西武の松坂氏から習ったものを含めて、複数の種類のスライダーも試した。さらに新しく試した球もあるが「必殺技を覚えています」とけむに巻いた。
操作する球速差は5~10キロ。微妙なスピードの違いを、投球の初速を測って調整する。「いろんな球種を投げる中で、似ているスピード感だと変化がない。それだと打者はバットに当ててしまうので。いろんな球速帯を操作できるように、コントロールできるようにしたい」。ブルペンを見た高津監督は「この時期にたくさん量をこなして、自分の感覚をしっかり確かめるのはすごく大事。しっかり意味を持った練習をしているんだろうと感じた」と話した。
自分のポジションは、自分でつかむ。昨年3月に巨人からトレードで加入。開幕から先発ローテに入り、シーズン終盤は中継ぎでフル稼働した。今年も開幕ローテ入りへ「先発するなら規定投球150イニング以上は投げる準備はできているし、2ケタ勝利も大事」と目標を掲げた。【保坂恭子】