阪神好守連発に新庄ビッグボスも拍手 「若い選手でしたが自信につながる」矢野監督

日本ハム対阪神 7回裏日本ハム1死一、三塁、熊谷は片岡の打球を捕球して一回転しながら二塁送球しアウトとする(撮影・加藤哉)

阪神が鉄壁の守備を披露し、BIGBOSSも拍手でたたえた。

試合を引き締める好守連発だ。2-0の6回、先頭難波の三遊間へのゴロを三塁遠藤が好捕。1死二塁では速水の中堅に抜けそうなゴロを二塁熊谷がダイビングキャッチして二ゴロに料理すると敵将が思わず手をたたいた。

安打なら失点が濃厚だった。矢野監督も「球際をずっと課題でやってきた。今日はそれぞれ球際の中でよくやってくれています。若い選手でしたが自信につながる」と話した。8回も一塁小野寺が松本剛の一塁線へのゴロを飛び込んで捕り、球際の強さが光った。

チームは昨季まで4年連続で12球団ワーストの失策数。21年も86個だった。熊谷はオフに名手の広島菊池涼と自主トレ。7回は鮮やかな身のこなしで二塁封殺。「(菊池涼の助言を)練習で意識しながらやっていた。守備からアピールしないと僕の立場はない」と気合だ。ミス撲滅で、V奪回の土台を築く。