新庄ビッグボスが選手のストレス減らす工夫、フラフープ使い厳しい練習をゲーム性ある遊びに

送球練習でフラフープの間にボールを通す日本ハム五十幡亮汰(2022年2月2日撮影)

<今成亮太のキャンプリポート/連載3>

日本ハム、阪神で活躍した今成亮太氏(34)が、新庄剛志監督の就任で注目される沖縄での春季キャンプに迫る。1軍の名護、2軍の国頭で練習するチームに密着。「今成亮太のキャンプリポート」と題し、キャンプ期間中の毎週木曜日に、期待される選手やチームの動向を独自の視点で紹介する。

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今回は新庄BIGBOSSのユニークな練習メニューについて書きたいと思います。初日から見ていて、楽しませながらいろいろ工夫をしていると感じました。低く強い送球を目的とした練習は、キャッチボールの中に取り入れようとすれば出来なくもないですが、それをせずフラフープを使いました。ここに意味があると考えます。

普通の指導者ならキャッチボールで「今から地面スレスレに強いボールを投げろ!」と指示するでしょう。ここをあえてフラフープを使うことにより、ちょっとしたゲーム性のある遊び? 練習? になりませんか。この練習を自分に置き換えて考えてみてください。どちらの方が楽しいでしょうか?

<1>キャッチボールの意識を強く持ち、低く強くただ投げるだけ。

<2>目標物(フラフープ)目がけて低く強いボールを投げる。

答えは言うまでもありません。このように目的意識は同じでも、練習内容を少し工夫するだけで選手のストレスを減らしているように感じます。世間体や周りの目を恐れず、思ったことを実行してしまうのがBIGBOSS! 選手がどうしたら良いパフォーマンスを出せるか、どうしたらストレスなくすごせるか。常にそんなことを考えていると思います。

◆今成亮太(いまなり・りょうた)1987年(昭62)10月6日、埼玉県生まれ。浦和学院時代は2年夏と3年春に甲子園出場。05年の高校生ドラフト4巡目で日本ハムに入団。12年4月にトレードで阪神移籍。18年に現役引退。プロ通算470試合に出場し、打率2割6分5厘、6本塁打。19年に阪神の球団職員になり、タイガースアカデミーのコーチに就任。昨年限りで退職して解説者に。父は阪神と日本ハムでスカウトを務めた今成泰章氏。