巨人大城卓三「しゅーん」にお別れ“今季初安打”地元の風も味方に右越え二塁打

巨人対DeNA 7回裏巨人無死一塁、右翼線二塁打を放つ大城。投手上茶谷(撮影・河田真司)

<練習試合:巨人2-6DeNA>◇20日◇沖縄・那覇

巨人大城卓三捕手(29)の一打が故郷の風に乗った。20日、DeNAとの練習試合に「7番捕手」でスタメン出場。7回1死、上茶谷のカットボールを振り抜き、右越え二塁打をマークした。寒空で小雨交じりの強風が吹きつける天候だったが「ちょっと詰まり気味でしたけど風に乗ってくれました」と地の利を生かした。

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11日の紅白戦から今季実戦5試合目でやっと1本が出た。調整段階で結果だけを注視する時期ではないが「『しゅーん』って感じなんですけど、1本出るまでは。でも、今日1本出たので良かったと思います」と“今季初安打”に安堵(あんど)した。

昨季は125試合に出場し、20年にはベストナインにも選出された。正捕手筆頭も小林、岸田に加え、若手の山瀬、喜多らも扇の要を狙う。理想像は打てる捕手。「単打が駄目なわけじゃないんですけど長打を打てるように。やるしかないっていう感じです」と大城。地元沖縄の風を力にする。