オリックス紅林弘太郎、風に乗って1号「ボール球手出さなくなった」成長実感3-0から強振一撃

オリックス対ロッテ 8回裏オリックス1死、紅林はソロ本塁打を放つ(撮影・渦原淳)

<練習試合:オリックス4-12ロッテ>◇22日◇宮崎・清武

昨季に球団史上初となる10代2桁アーチを記録したオリックス紅林弘太郎内野手が、8回にロッテ東妻から“今季1号”を左翼席へ放り込んだ。

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「ボール球に手を出さなくなった」と言うようにカウント3-0から強振した一撃だった。中嶋監督は「あれは風でしょ」と右から左に吹く強風に乗ったアーチだと強調。紅林も「今日のホームランは、ほぼ風なので参考にならない。開幕に向けて精度を上げていきたい」と淡々と話すが、バットが折れての本塁打だった。

和製大砲候補は「(昨年は)打席での焦りがあった。追い込まれてから三振してはいけないと思っていた」と明かし「あまり考えずに、難しいところはファウルにしようと思うようになりました」と成長を実感している。

高卒3年目の20歳は「去年10本打てたので、今年は20本以上打てるように練習します」。力強い言葉が頼もしい。【真柴健】