日本ハム“上沢監督”「頭を悩ましてくれるわ、本当に」オープン戦メンバー再考に苦戦

投内連係で一塁ベースカバーに入る日本ハム上沢(撮影・佐藤翔太)

“上沢監督”が、頭を悩ませた。日本ハム上沢直之投手(28)が25日、新庄剛志監督(50)の指令でオーダーを組む26日DeNAとのオープン戦(名護)のメンバー再考を強いられた。

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この日の練習中、4番に決めていた野村佑希内野手(21)が左足首を痛めた。代役は万波が濃厚だが、キープレーヤーの離脱により、当初の構想から大きな修正を強いられることとなりそうだ。先発はキャンプ初実戦となる自分自身。新庄監督から登板後にベンチ入りを命じられたことを明かすなど、慌ただしい1日となりそうだ。

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タイムリミットは今日。上沢の足取りは、重かった。オープン戦開幕戦となる26日DeNA戦で、BIGBOSSからオーダーを任されていた。「1番近藤」「4番野村」を軸に、ほぼ固まっていたが、野村が左足首を痛め離脱。名護市内の病院に向かったことを知り、渋い表情で「(オーダーが)結構変わってくるんですよ、あいつがいなくなったら」と首をひねった。

主軸の離脱は、痛かった。「期待を込めてやっぱりジェイ(野村の愛称)に打ってほしい」と特別な思いを寄せていた。4番野村と連動して1番は近藤に決まっていた。近藤の打順変更もよぎったが「今のままでいこうかな。考えるのも疲れたし」と苦笑い。4番の代役は万波が濃厚で「頭を悩ましてくれるわ、本当に。もう考えていたのに…」と笑うしかなかった。

新たな任務も課せられた。上沢自身が先発し、1イニングの予定。新庄監督から「投げ終わったらアイシングして、すぐベンチに戻って」と告げられ、驚きを隠せず。さらに「ベンチに入らないから、オレ」と付け加えられたという。上沢は「ゲームでしか(チームを)動かしたことがない(笑い)。僕が、ここで仕掛けられたら嫌だなというのをやります」。「グリーンライト」で果敢に盗塁を狙わせる策を秘めている。

昨年12月に与えられたミッションは、思わぬ形で苦戦を強いられた。「全然、楽しみじゃないです。自分のことで精いっぱいです…。自分の結果を良くしたいので頑張ります」と力なく笑った。期待と不安が入り交じった一戦が、幕を開ける。【田中彩友美】