心配無用です! 3年ぶりの開幕投手が内定しているソフトバンク千賀滉大投手(29)が、11日のオープン戦ヤクルト戦(神宮)で2週間ぶりのマウンドに立つ。
前回4日のロッテ戦は、新型コロナウイルスの濃厚接触者疑いで急きょ登板を回避。自主隔離期間を経て9日からチーム合流し、出直しの先発に臨む。10日はペイペイドームで投手練習に参加し、周囲を安心させる快投を誓った。
千賀は時折、明るい表情を見せながら、キャッチボールでは変化球を織り交ぜ、ズバズバと力のあるボールを投げ込んだ。「体調は問題ない。そこまで影響はないと思います」。新型コロナウイルス感染の濃厚接触者の疑いで、自主隔離を余儀なくされたが心配は無用。出遅れを感じさせず、状態の良さをアピールした。
隔離期間中は、他選手や一般人と接触のない方法、場所で自主トレーニングを実施。実戦登板の予定も1試合減り、不自由な調整を余儀なくされた。それでも、昨年4月に左足首の靱帯(じんたい)を損傷しながら、8月の東京五輪に間に合わせたように、厳しい状況をはね返す調整力を発揮し、復帰即実戦登板できるほどのコンディションを作り上げた。
千賀に絶対の信頼を置く藤本監督は「エースなので。143分の1かもわからないけど、そこを任せられるのは、一番信頼できるピッチャー」と話し、キャンプ中の2月15日に12球団最速で開幕投手に指名。千賀の一時離脱直後も「開幕投手は変わりません」と話してきた。この日の練習を見守った森山投手コーチも「体調も問題ないみたい。1度登板は飛ばしたけど、あれだけの投手なので、そこまで心配はしていません」と、エースに対する厚い信頼を口にした。
前回登板の2月26日のオリックス戦は3回4失点だった。順調にいけば、25日の開幕戦、新庄BIGBOSS率いる日本ハム戦(ペイペイドーム)まで残り登板は2試合。周囲からの期待も感じるからこそ、千賀は言った。「とりあえず、試合でしっかり投げられれば。あまりにも悲惨な投球をしていたら、心配させてしまうので。結果というよりも、自分の球をどれだけ投げられるか」。復帰マウンドで万全の姿を見せ、自身3年ぶりの開幕投手へ弾みをつける。【山本大地】