全日本少年硬式野球連盟ヤングリーグの新潟ヤングが、26日に開幕するヤングリーグ春季大会(岡山県)に4年ぶり4度目の出場をする。昨年10月の北日本支部代表決定戦で南東北ヤング(福島)を8-1で破り、全国切符を手にした。初戦の相手はヤングKIXBC・21とオール住之江の連合チーム(大阪支部)。丸山飛馬投手(燕中3年=内野手兼任)は「三振をいっぱい取りたい」と初戦に挑む。
丸山が右横手から投じたボールがミットに乾いた音を響かせた。現役メンバー初の大舞台ながら「強気で投げたい」と臆していない。エース格は青木隆太投手(木崎中3年)だが、投手には3日間120球の球数制限がある。総力戦が想定されるだけに投球練習は真剣だった。
名前の飛馬(ひゅうま)はマンガ「巨人の星」の主人公・星飛雄馬から両親が名付けた。ところが丸山はヤクルトの大ファン。目標とする投手も現監督の高津臣吾だ。YouTube動画で投球法とフォームをチェック。「変化球がすごい」と高津の現役時代の“代名詞”シンカーの習得に取り組んでいる。
新潟ヤングの全体練習日は土日と祝日で、自由参加の練習日を月曜と木曜に設けている。丸山は実家のある燕市から新潟市内の練習場を往復。自由参加練習はパスするが、自主トレは誰よりも熱心だ。燕市の実家は溶接工場を営んでいる。その工場の一角にネットを張り、父心さん(45)とマンツーマンでトス打撃。父の構えるミット目がけて投球練習も繰り返す。日替わりで上半身と下半身の強化にも努める。「高校でも野球を続けたい。新潟ヤングは育成に力を入れているところがいいと思う」。初の全国のマウンドを丸山は成長への1歩にする。【涌井幹雄】
<藤田は水泳との二刀流>
4番の藤田翔太郎内野手(葵中3年)は野球と水泳の“二刀流”だ。実家のある加茂市のスイミングクラブ、加茂ACにも所属し個人メドレーに取り組んでいる。高校では野球に絞るつもりで「全国大会は打撃でチームに貢献したい」。
<青木と水沢が投打の軸>
投打の中心、青木隆太投手と主将の水沢海志捕手(木戸中3年=投手兼任)は小学時代から軟式チームでバッテリーを組んできた。「その日の調子に関係なく抑えたい」と青木。水沢主将は「球に伸びがあって、自分が打席に立っていたら嫌だなと思う」と青木を信頼していた。