<オープン戦:ソフトバンク5-1広島>◇18日◇ペイペイドーム
広島大瀬良大地投手(30)がソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)に先発し、6回101球7安打4失点だった。4年連続4度目の開幕投手へ向けた最終登板。カットボールの精度確認などテーマを持って臨み、セットポジションからの投球に課題を残した。それでも過去開幕戦3試合は2勝0敗、防御率1・11の実績もあり、不安は一切感じていない。満を持して25日DeNA戦(横浜)に向かう。
6回4失点の結果以上に、得たものは大きかった。4年連続4度目の大役を務める大瀬良は、マウンド上で何度もうなずくようなしぐさを見せた。2回まで完全投球。3回、4回と失点を重ねるも、今年最長の6回、同最多の101球を投げ切った。
「やることはしっかりできて、いい形で(開幕を)迎えられるんじゃないかなと思います」
立ち上がりからテーマに置いたカットボールを中心に組み立て、左打者の内角を積極的に突いた。3回1死二塁から三森に2球続けた内角への曲がり球を右翼席に運ばれたが、「うまく打たれました」と気にしていない。4回2死満塁から甲斐に中堅前にポトリと落とされた2点適時打も、打ち取った当たりだった。
オープン戦は防御率3・00で終えた。4試合の調整で手応えを得たフォークはこの日も効果的で、決め球としても2つの三振を取った。得意球カットボールとともに、大きな武器となりそうだ。最終登板ではセットポジションからの投球やバランスに課題を残すも「また持ち帰ってやれれば、もう問題ないかなと思います」と胸を張った。
初めて開幕投手を務めた19年は防御率4・13で臨み、8回無失点の好投につなげた。“逆算力”はお手の物。昨年まで開幕戦3試合は2勝、防御率1・11と強さを誇る。さらに今年対戦するDeNAには昨季6試合で4勝0敗と相性だ。
佐々岡監督も「あとは気持ちを開幕に向けて、この1週間しっかりと調整して持っていくというところですね」と信頼を寄せる。今年は選手会長となり、全体のまとめ役を担う。開幕白星発進が何より、チームに力を与える。「最初のマウンドなので、そういう意味では特別ですし、責任というものは一番感じるマウンド」。球団では長谷川、北別府、黒田以来4人目となる4年連続開幕へ、やり残したことは1つもない。【前原淳】