ソフトバンク千賀滉大、開幕投手は心配無用「さすがエース」新球織り交ぜ7回1失点

ソフトバンク対広島 2回表、広島打線を抑え野手を指さすソフトバンク先発の千賀(撮影・清水貴仁)

<オープン戦:ソフトバンク5-1広島>◇18日◇ペイペイドーム

3年ぶり3度目の開幕投手を務めるソフトバンク千賀滉大投手(29)が心配無用をアピールした。開幕前ラスト登板となったオープン戦の広島戦(ペイペイドーム)で、7回1失点の快投。

【ニッカン式スコア】ソフトバンクー広島詳細速報

新型コロナウイルスの濃厚接触者疑いとなり、自主隔離による一時離脱を余儀なくされた時期もあったが、復帰後の2試合でさすがの調整力を発揮。BIGBOSS新庄監督率いる日本ハムと戦う25日の開幕戦に、万全の状態で臨む。

   ◇   ◇   ◇

開幕までちょうど1週間。千賀は「さすがエース」の姿を見せた。初回から3回までは完全投球。4回に1点を失ったが、5回以降は毎回走者を背負っても、危なげない無四球投球を続けた。7回を6安打、8奪三振1失点にまとめた。

この日最速158キロの直球に代名詞のおばけフォーク、さらに今季から本格的に取り組む新球シンカーも織り交ぜた。「まだアドレナリンも出ていないので、参考にはならない。7イニング投げることができたという点ではとてもよかった。投げていく中で、自分の課題なども見えてきた」と冷静に振り返った。

藤本監督は「そこを任せられるのは、一番信頼できるピッチャー」と、春季キャンプ中の2月15日に、12球団最速で開幕千賀を決定。右腕も順調に調整を進めていたが、3月に入って新型コロナウイルスの濃厚接触者疑いとなったことで、4日のロッテ戦を急きょ登板回避。9日にチームに合流するまでは自主隔離を余儀なくされ、不自由な調整を強いられた。

それでも、11日のヤクルト戦で実戦復帰すると、慣れない神宮のマウンドに苦戦しながら4回1失点。そしてこの日、今季最多の90球で今季最長の7イニングを投げ切り、「開幕OK」の万全投球を披露した。藤本監督も「まあ、もう安心ですね。安心して送り出せますよね」と目を細めた。

迫る25日の開幕戦。ペイペイドームで迎え撃つは、新庄BIGBOSSの初陣で注目度も高い日本ハムだ。千賀は「自分の中で『始まる』という気持ちを持ちながら、1週間を過ごしていきたい。始まっちゃえばどこのチームでも一緒。自分がしっかりすれば、問題ないと思っているので。自分がしっかりいい球を投げられるように、準備したい」と引き締めた。3年ぶり3度目の大役を白星で飾るべく、最終調整に入る。【山本大地】

▽ソフトバンク甲斐(4日ロッテ戦以来の安打となる適時打) 当たりは良くなかったけど、いいところに飛んでくれました。開幕も近くなってきたので、さらに引き締めていきたい

▽ソフトバンク・グラシアル(オープン戦初の3安打) キャンプの時から取り組んできたことが、やっと結果に出てきている。開幕に向けて万全の状態で入っていけるようにしたい