青学大・山中稜真が大分の空に延長10回決勝3ラン「思い切り振り抜くことだけ考えていました」

日大対青学大 延長10回表青学大無死一、二塁、山中は勝ち越しの中越え3点本塁打を放つ(撮影・岩下翔太)

<東都大学野球:青学大5-2日大>◇第1週第1日◇2日◇大分別大興産スタジアム

青学大の山中稜真(りょう)外野手(4年=木更津総合)が、タイブレークに突入した10回にリーグ通算2号となる3ランを放ち勝利を決めた。山中は「(打順が)5番で長打を期待されているので、思い切り振り抜くことだけを考えていました」と喜んだ。

2-2で突入した10回。無死一、二塁から始まるタイブレークの先頭で打席が回ってきた。セオリーなら犠打だが、安藤寧則監督から「どうする?」と声を掛けられ「打っていいんですか」と返事。サインは「ヒッティング」だった。

2球目の内角チェンジアップをしっかり捉え、打球はバックスクリーン右横へ。勝ち越しの3ランとなった。安藤監督は「山中を信じてサインを出した。いい結果になって良かった。開幕戦で、やりきって結果がついてきたので、選手にとっては大きい」と話した。