【オリックス】吉田正尚がBIGBOSSの奇策返し決勝打、前打者敬遠の屈辱…静かに闘志燃やす

オリックス対日本ハム 8回裏オリックス1死二、三塁、吉田正は中前2点適時打を放つ(撮影・上山淳一)

<オリックス4-2日本ハム>◇3日◇京セラドーム大阪

オリックス吉田正尚外野手(28)が3戦連続タイムリーとなる決勝の2点打で3連勝を呼び込んだ。

目前の申告敬遠にも、冷静だった。同点の8回1死一、三塁。主砲は静かに闘志を燃やし、打席に向かった。3番紅林がカウント3-1から敬遠。自身との勝負を選択されたケースは記憶に「ないですね…」。日本ハム新庄監督の“奇策”に「多分、ゲッツー狙いに変えたんだと思いますし、作戦の1つです」と落ち着いていた。

2球目に一塁走者の紅林が二盗を決め「状況判断をして、気持ち的に楽になりました」。カウント3-1から5球目、変則左腕宮西の137キロを捉えた打球は前進守備の二塁・水野を強襲。グラブをかすめ、足に当たって向きを変えて中前に抜け、2者がかえった。ラッキーな勝ち越し打に「ヒットはヒットなのでね。勝利に貢献できればなんでも良い。あそこは打点が欲しいところ」と喜んだ。

12年ぶり開幕白星の後、まさかの5連敗。そこから日本ハムに3タテを食らわせ、借金1まで戻した。中嶋監督は「1個ずつ返して、1個ずつ積み上げていくしかない」。5日のソフトバンク戦から福岡、千葉、仙台と敵地が9試合続く。選手会長も務める吉田正は「連勝して帰ってきたい」。クールに映るが、内心は熱い。【真柴健】