【とっておきメモ】母校に消耗品でなく“施設”贈った中日高橋宏斗 初白星で始まる名前残す活躍

ヤクルト対中日 プロ初勝利を挙げ、ウイニングボール(左)とプロ初安打のボールを手に笑顔の中日高橋宏。左は立浪監督(撮影・小沢裕)

<とっておきメモ>

<ヤクルト3-11中日>◇7日◇神宮

中日高橋宏斗投手(19)がプロ入り初勝利を挙げた。粘りの投球で6回6安打3失点にまとめ、打撃でも2回に逆転の2点適時決勝打を放った。42歳のヤクルト石川との対決を制し、プロ初白星を挙げた。

【ニッカン式スコア】7日のヤクルト-中日戦詳細スコア

中京大中京のグラウンドに隣接する投球練習用のブルペンが、リニューアルされている。2つのマウンドの周囲はそれまでの木枠が撤去され、しっかりコンクリートで土台が固められている。また、倉庫も新設された。ともに20年ドラフト1位で中日入りした高橋宏が、母校の後輩たちに使ってもらうために自費で贈呈した。

後輩投手たちには最高の修練場。「消耗品でなくずっと残る施設を整えてくれた。後輩たちの励みになります」と、同校高橋監督も教え子の気遣いに感謝する。寄贈プレートに彫り込まれた「高橋宏斗」の名前をさらに輝かせる歩みがこの日、本格的にスタートした。【中日担当=伊東大介】