【東都大学野球】駒大サヨナラ返し!角田蓮「何でもいいから転がそう」大学では初のサヨナラ打

日大対駒大 9回裏駒大1死二、三塁、角田(中央)は左中間に逆転サヨナラ二塁打を放ちナインから手荒い祝福される(撮影・柴田隆二)

<東都大学野球:駒大2-1日大>◇第2週第2日◇神宮球場

前日12日にサヨナラで敗れた駒大が、サヨナラで日大を下した。角田蓮外野手(2年=昌平)が1点を追う9回に逆転の適時二塁打を放ち、試合を決めた。

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途中出場の伏兵が試合を決めた。1点ビハインドの9回1死二、三塁。7回の代打から8番に入った角田に打順が回った。内角寄りの130キロ台直球を、左中間にライナー性で運んだ。祝福するナインの輪に「よっしゃ! よっしゃ! よっしゃ!」と叫びながら合流した。大学では初のサヨナラ打。「ヒットを欲しがらず『何でもいいから転がそう』と打ちにいって、たまたま結果がでました」と謙虚に喜んだ。

角田の一打が、駒大打線最初で唯一の外野フェアゾーンへの打球だった。全6安打のうち、5本が内野安打。日大の左腕3投手によるリレーに苦しめられていた。途中起用に応える角田活躍に、大倉孝一監督(59)は「前向きであるところが評価できる。いっぱいチャンスをあげよう、ってなりますよね」。勢いに乗る1勝を挙げ、4位からの逆襲が始まる。