【阪神】矢野監督が異例の声出し役「楽しみだしたら流れに乗れる」初逆転勝利から起こす“大波”

阪神対巨人 巨人に勝利した矢野監督(左から2人目)は大拍手のファンにあいさつする(撮影・上田博志)

<阪神4-1巨人>◇15日◇甲子園

阪神矢野燿大監督(53)に笑顔が戻った。開幕から歴史的な黒星を積み重ねたが、甲子園のファンに後押しされて巨人相手に今季初の逆転勝ちを収めた。「もちろん、(ファンを)毎日喜ばせたいと思ってね、このような結果になっているのは申し訳なく思っていますけど。でも、全員で全力で戦ってくれているところには、僕もね、何とかしていきたいという気持ちを毎日出しながらやりたい」。甲子園で味わう格別の勝利をかみしめた。

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試合前には異例の行動に出た。普段は選手やスタッフが行う声出し役を務めた。その場で選手に紹介したのは、親交のある文字職人の杉浦誠司氏(45)が書いた色紙の言葉だ。

「選手皆が乗り楽しみだしたら流れに乗れる。これから起こるビッグウェーブ」。365枚の札から漢字1文字を指揮官が引いた結果、「波」だったという。「波」をキーワードに浮かび上がったメッセージを受け取った。「潮も引いて、波が起きる。浮き沈みはあるけど、みんなで大きい波をつくっていこう、それは楽しむことが一番大事じゃないかというメッセージ」。まだ決して遅くない。ビッグウェーブを起こすのはこれからだ。【桝井聡】