日本最北の女子硬式野球部が誕生する。25日、北海道・旭川明成高で23年4月創部へ向けての記者会見が行われた。5月中旬までに創部委員会を立ち上げ、多種多様な職種から広く委員を募集することを発表した。
「日本一は目指さない」がスローガンだ。創部委員長の柿﨑哲平教頭(44)は「毎日楽しくワクワクするようなチームを目指します。野球を知らない人からの意見も聞きたい。児童生徒からも委員に参加してもらいたい」と、さまざまな方面の人たちから意見を集約し「勝利至上主義」ではない新スタイルのチーム創設を目指す。その一環で旭川市内の女子中学野球チームの選手たちにユニホームデザインを依頼することも検討中だ。
道内高校では現在、札幌新陽、駒大苫小牧の2校が女子硬式野球部を持つ。この春からは栗山が同好会としてスタート。これまで道北には女子硬式野球部がなく、中学から競技を続けたい選手は札幌などの高校に入らざるをえなかった。柿﨑教頭は「これまで網走など道内53の中学校を回ってきました。ほとんどが男子選手に交じってやっている。そんな選手たちの受け皿になりたい」と話す。
環境も整える。同高には照明付きの野球部専用グラウンドが2カ所あり、女子部が校舎に隣接するグラウンドを使用する予定。女子寮もあり遠くから通わなくても競技に専念できる。監督には現在男子野球部でコーチを務める大場優教諭(33)が就任予定。7月には部活動体験会を予定している。