【東京6大学】3戦目もサヨナラ決着、法大が“サヨナラ返し”で首位慶大に並ぶ

慶大対法大 9回裏法大2死満塁、浮橋(手前)から左前にサヨナラ打を放った斉藤大(左端)は仲間と喜びあう(撮影・野上伸悟)

東京6大学◇第4週第3日◇2日◇神宮

法大が“サヨナラ返し”を決めた。9回2死満塁で主将の斉藤大輝内野手(4年=横浜)がサヨナラの左前打。1、2戦目に続き3戦目もサヨナラで決着。慶大から2勝し、勝ち点2で首位に並んだ。早大は、加藤孝太郎投手(3年=下妻一)が中1日で先発。残塁ゼロの打者27人で封じ、リーグ戦初完封勝利を挙げた。

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この日も待っていたのは、劇的な勝利だった。法大は9回2死から押し出しで同点。なおも2死満塁、斉藤大主将は2球目の130キロ変化球にうまく合わせ、左前へのサヨナラ打で試合を決めた。打撃は決して好調ではなかったが「みんなが回してくれた打席。絶対に打ってやろうと思って打席に入りました」。試合後の整列が終わると、小さく拳を握りしめた。1戦目にサヨナラ勝ち、2戦目はサヨナラ負けを喫し、3戦目はサヨナラ返し。慶大と勝ち点2で並んだ。「チームの雰囲気は最高ですし、大きな勝ち点」と笑顔だった。

加藤重雄監督は「本当に信じられないくらい、粘り強く攻撃してくれた」と選手に感謝した。4月20日の66歳の誕生日には、選手たちにグラウンドでケーキでお祝いをしてもらったが「それ以上の最高のプレゼントです」と勝ち点を喜んだ。

◆1カード3試合連続サヨナラ 珍しい記録をタレントとして活躍する長嶋一茂(56)が立大時代に経験していた。87年春の明大戦。初戦引き分けのあと、2回戦から3試合連続でサヨナラ決着となった。4番長嶋は1勝1敗1分けで迎えた4回戦、延長13回2死二塁で左中間への安打を放ち、勝利を決めた。4打数3安打1打点。この年のドラフトでヤクルトの1位指名を受けた。