【データ】オリックス山本由伸5月は鬼門? ワースト7失点、初の満塁被弾、22戦連続QS止まる

ソフトバンク対オリックス 6回裏ソフトバンク1死満塁、柳田(手前)に左中間へ勝ち越し満塁本塁打を打たれた山本はマウンドでがっくりとうなだれる(撮影・岩下翔太)

オリックス山本由伸投手(23)が、6回1死満塁からソフトバンク柳田に自身初のグランドスラムを被弾した。

左中間テラス席に弾む白球を確認すると、手を両膝につき、マウンドの黒土に視線をやった。

この日124球目の153キロ直球を打ち返された。この一撃で勝負は決まった。山本は自己ワーストの7失点(自責6)でマウンドを降りた。被安打10も自己ワーストタイだ。

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▼山本は5月を苦手としている。先発登板した通算9試合で3勝5敗、防御率3・34。先発での月別勝敗では唯一負け越しており、防御率も月別で最も悪い。18勝を挙げた昨季も、5月は1勝3敗、防御率4・10だった。

◆オリックス山本の悪夢

▼最多失点 7失点はプロワースト。これまでは19年5月16日と21年5月19日(ともにロッテ戦)での6失点が最多だった。被安打10も21年5月5日の西武戦に並ぶ自己ワーストタイ。

▼初満塁被弾 6回に柳田に浴びたグランドスラムは、プロ初の満塁被弾だった。対柳田は通算49打数9安打、打率1割8分4厘、20奪三振と抑え込んでいるが、痛恨の一打となった。

▼連続QSストップ 6回途中7失点(自責6)で降板。昨年5月28日ヤクルト戦から22試合連続クオリティー・スタート(6回以上投げ自責点3以下)を続けてきたが、大崩れで23試合ぶりに止まった。

▼鷹に連敗 今季はソフトバンクに2戦2敗、防御率4・73。昨季は7試合で3完封含む6勝1敗、防御率0・98と得意にしていたが、今季は苦戦している。

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