【ロッテ】小野郁が3者連続奪三振で西武打線の勢い止める 150キロ台連発の未来の守護神候補

西武対ロッテ 6回からマウンドに上がったロッテ小野郁(撮影・たえ見朱実)

<ロッテ7-5西武>◇4日◇ベルーナドーム

ロッテ小野郁投手(25)が力でねじ伏せ、嫌な流れを断ち切った。

先発河村が5回裏に4失点し、得点差は3点。西武に流れが傾く中、2番手として6回に登板し、高木、山田、柘植と3者連続で三振を奪った。

スピンの効いた直球は、この日は最速155キロをマーク。スライダーのブレーキも強く、攻略のすきを与えなかった。

プロ8年目。守護神益田の後継者候補として期待されている。昨冬の契約更改では「自分の中でも偉大な人ですし、抜ける日が来るのかなという感じです」と益田へのあこがれも口にしていた。一方で制球に課題があった。今季はここまで打者34人に対し2四球のみ。防御率0・96と安定したマウンドが続く。

井口資仁監督(47)も「まっすぐもいいですし、いい場面でどんどん使えるようになってきてます」と成長を認める。「(勝利時のリリーフが)1枚増えることは大きいし、ありがたいことですね」。明らかに安心感が増している。【金子真仁】

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