日本海オセアンリーグ選抜“二刀流”野村和輝「3番右翼」も4打数無安打、前日は先発し2回0封

DeNA2軍対日本海オセアンリーグ選抜 9回に一塁の守備についた日本海オセアンリーグ選抜の石川・野村(撮影・保坂恭子)

<交流戦:DeNA9-0日本海オセアンリーグ選抜>◇12日◇横須賀

日本海オセアンリーグ選抜が、DeNA2軍と交流戦を行った。11日に続く2日目は、8人の継投も14被安打の9失点。打線は2安打に抑えられ、完封負けを喫した。

“二刀流”で今秋ドラフト候補の石川・野村和輝内野手(18=東大阪大柏原)は「3番右翼」でスタメン出場。初回の第1打席に中飛に倒れるなど4打数無安打だった。「感覚は悪くなかった。打席の中で修正できた部分もあったけど、もっと対応力をつけていきたいと思いました」と振り返った。

内野手登録ながら、前日は投手として先発し2回を無失点に抑えていた。自己最速は151キロで「強い直球でどんどん押せるような投球を目指しています」。

高校時代には長距離砲で最速145キロの二刀流右腕として注目され、プロ志望届を提出したが指名漏れ。「1年でNPBに勝負したいと思った。今年にかける思いはあります」と独立リーグの世界に飛び込んだ。 今は、午前中に投手の練習、午後から内野の練習と、打撃練習。フリー打撃の間に外野でノックも受ける。二刀流として目指すのは、やはりエンゼルス大谷。よく見るのは、プレーだけでなく、試合中の振る舞い。「打てなかった後でマウンドに上がる時の動作や振る舞い、気持ちの切り替え方を見ています」と明かした。投手としても野手としても、さらなる高みを目指す。

 

DeNA横山道哉スカウト 「パワーがある。しっかりバットも振れているし、サイズもある。投手としてもある程度投げられていた。引き続き、楽しみな選手です」