【データ】捕手では田淵幸一以来53年ぶりの偉業 ソフトバンク渡辺陸が衝撃2発デビュー

ソフトバンク対広島 2回裏ソフトバンク1死一、二塁、渡辺はプロ初安打となる左中間への3点本塁打を放つ(撮影・屋方直哉)

<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク11-1広島>◇28日◇ペイペイドーム

衝撃デビューだ! ソフトバンク4年目の渡辺陸捕手(21)が、プロ初スタメンで2発を含む3安打5打点の大暴れだ。「日本生命・セパ交流戦」の広島戦。2回に森下からプロ初安打を初本塁打で飾ると、4回にも2打席連続弾。6回には適時打で初の猛打賞も決めた。育成出身で今月24日にプロ初の1軍昇格を果たしたばかりの“ポスト甲斐”が強烈な光を放った。

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▼初スタメンの渡辺が、初アーチを含む2本塁打。初先発の試合でプロ1、2号を記録したのは、19年伊藤裕(DeNA)以来、ドラフト制後5人目。球団では南海時代の71年島本以来で、捕手で先発した選手では69年田淵(阪神)以来53年ぶりだ。過去の4人の初先発はいずれも2安打で、初先発の試合で2発を含む猛打賞を記録したのは、ドラフト制後では渡辺が初めてだ。