【広島】中村奨成好捕もボークで幻に…左翼ジャンプ一番、飛び出した一塁走者刺すも併殺ならず

交流戦広島対日本ハム 4回表日本ハム1死一塁、万波の打球を好捕し好返球する中村奨(撮影・加藤孝規)

<日本生命セ・パ交流戦:広島-日本ハム>◇31日◇マツダスタジアム

「8番左翼」で今季初スタメンの広島中村奨成捕手(22)が大飛球好捕でゲッツーを演出したかと思われたが、ボークに阻まれ、幻に終わった。

0-0の4回1死一塁。日本ハム一塁走者の上川畑大悟内野手(25)が1ボールからスタートを切り、打者万波中正外野手(22)は左中間への大きな飛球を放った。左翼中村奨がジャンプ一番で好捕。飛び出した一塁走者・上川畑も一塁に戻ったが、返球の方が早く、併殺完成かと思われた。

しかし、審判から「セットポジションが静止していなかった」と指摘され、ボークが適用された。

ファインプレーによる左飛は幻となり、1死二塁、カウント1ボール、万波の打席で試合が再開された。万波は遊飛。次打者も空振り三振に倒れ、ボークを犯した床田は無失点で切り抜けた。