【西武】ルーキー隅田知一郎2勝目ならず「2点目、3点目と与えてしまった」5回12安打3失点

阪神対西武 西武先発の隅田(撮影・上山淳一)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神-西武>◇2日◇甲子園

西武ルーキー隅田知一郎投手(22)は苦しいマウンドになった。

5回まで許したヒットは毎回の12本。「相手がカウントごとに狙い球を絞っていて、ストライク先行でいったのが裏目に出てしまいました」。3回までは7安打を許しながら、何とか粘りの投球で「0」を並べた。

しかし、4回に3失点(自責1)。無死二、三塁から中飛で愛斗が好返球で、タッチアップのランナーを本塁で刺した。2死二塁とピンチが縮小した後に落とし穴があった。

打者は阪神投手のガンケル。この回も無失点でしのげるかと思われたが、145キロ直球はベースの真ん中に吸い込まれた。右中間へ適時二塁打と痛打された。4回2死の10安打目で、ついに1点を失った。さらに味方のタイムリーエラーがあり、中野にも適時二塁打を許した。

結局、5回まで76球。無四球ながら、12安打3失点(自責1)だった。

「ガンケル投手に打たれてしまった後、2点目、3点目と与えてしまったのがすべてです。四球を出さないことは、投手は誰しも目指しているところなので、良かった点だとは思いますが、打たれてしまったら意味がないので、もう少しピッチングを見直さなければいけないと感じました」

6回の打席で代打を送られ、3月26日以来となる、2勝目はならなかった。

次回登板に向けては「与えられたところでしっかり頑張りたいので、練習しながら次の相手をイメージして調整していきたいと思います」と語った。