【阪神】ウィルカーソン来日最短3回ワースト7失点降板 新庄ビッグボスの大技、小技に翻弄

阪神対日本ハム 3回を投げ7失点KOのウィルカーソンはベンチでグラブを投げつけた(撮影・加藤哉)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神-日本ハム>◇3日◇甲子園

阪神先発のアーロン・ウィルカーソン投手(33)が来日最短の3回、ワーストの7失点でKOされた。ここまで4勝を挙げ、17イニング連続で無失点中だった。

初回、1番浅間、2番万波に連打を許し、わずか4球で先制を許し、連続無失点がストップ。さらに4番清宮の中犠飛で1回に2点を失った。2回にも1点を失い、3回には先頭の万波に中堅左に10号ソロ。その後、無死満塁から上川畑にスクイズ、1死満塁から宇佐見にヒットエンドランで左前2点適時を許すなど、BIGBOSS新庄監督に大技、小技で4点を奪われた。

悔しさを隠せずベンチへ戻ると、3回の打順で代打高山と交代。直球が高めに浮き、本来の制球力が発揮できなかった。来日最短3回、49球で8安打、2四球、7失点。これまで7試合は最低5回まで、前回5月27日ロッテ戦は自己最長8回を投げ無失点だったが、来日初めて先発の役割を果たせなかった。