【ロッテ】シーズン4割消化も18歳松川虎生の奮闘続く 「日々勉強だと思います」と井口監督

ロッテ対中日 5回表を抑え、松川(右)とタッチを交わすロッテ先発の美馬(撮影・狩俣裕三)

<日本生命セ・パ交流戦:ロッテ9-6中日>◇8日◇ZOZOマリン

シーズンもすでに4割を消化した段階ながら、ロッテ松川虎生捕手(18)の奮闘が続いている。

高卒新人捕手として史上3人目となった開幕戦スタメンを勝ち取り、この日でスタメンマスクも31試合目に。まだ本塁打は放っていないが、この日は自身2度目のマルチ安打も記録するなどアピールが続く。

一方で、ディフェンス面は相手からの研究もどんどん進むから大変だ。盗塁阻止率はなかなか上がらず、この日はファウルフライの落球で失策がつく場面も。6回、7回と失点し、救援陣の球数がかさんだ。ただ、それでも2試合続けて8回までマスクをかぶってチームの3連勝に貢献するなど、やはり18歳とは思えない力量だ。

ミスも出た試合だったが、井口資仁監督(47)は試合後に「松川もずっといろいろな経験を積んでると思いますのでね。日々勉強だと思います」と、リードを守って勝利に導いたことを評価している。

9回のマスクは2試合続けて加藤匠馬捕手(30)がかぶった。井口監督は「最後、益田のところは(松川より)ベテランの加藤にというところになってます」としつつ「これからチャンスがあれば(9回も松川に)かぶせていきたいなと思っています」とも話した。4月10日、佐々木朗の完全試合でのバッテリーが大きく注目された。一方で松川が1回から9回までマスクをかぶっての勝利は、5月は1度もなかった。一塁も守る佐藤都志也捕手(24)も合わせた3人で、必死にゲームを作っている。【金子真仁】

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