明大が準々決勝敗退、延長タイブレークで悪送球サヨナラ負け「練習が必要」監督/大学野球選手権

明大対佛教大 タイブレーク10回裏佛教大無死一、二塁、沢崎の送りバントを千葉(左)が一塁に悪送球し二塁走者七條(右)がサヨナラの生還する(撮影・柴田隆二)

<全日本大学野球選手権:佛教大3-2明大>◇9日◇準々決勝◇神宮

明大(東京6大学)は、延長タイブレークの末にサヨナラ負けを喫し、準々決勝敗退となった。田中武宏監督(61)は「最後の最後でバントの失敗があって、その違いがそのまま出た。練習が必要」と話した。

9回2死から同点に追いついた。2点を追う9回、先頭の宗山塁内野手(2年=広陵)がフェンス直撃の二塁打。2死三塁で、蓑尾海斗捕手(4年=日南学園)が初球を中前へはじき返し1点を返した。

2死二塁で、途中出場の西山虎太郎外野手(4年=履正社)が左中間を破る同点適時二塁打。8回まで無得点に抑えられていた佛教大の先発・山本奨人投手(3年=智弁学園)に食らいつき追いついた。

しかしタイブレークで、10回表に犠打の失敗などで得点を奪えず、その裏に犠打の処理を千葉汐凱投手(2年=千葉黎明)が悪送球し、サヨナラ負け。

「1番・指名打者」でスタメン出場した村松開人主将(4年=静岡)は「明治らしい野球が最後にできたと思うけど、勝負の場面でミスが出るのは、まだまだ」と反省していた。

2番手として、久野悠斗投手(1年=報徳学園)が登板するなど、秋季リーグに向けてレギュラー争いは激しい。田中監督は「他にも計算できる1年生の選手が出てきていて、村松も帰ってきてメンバーが変わると思う。自分自身、どんなメンバーになるか楽しみです」と期待していた。

【関連】大学野球選手権スコア、写真はこちら>>