【西武】古賀悠斗がプロ初打点&マルチ安打も「守備の面で1失点に抑えられたのが一番の収穫」

西武対広島 6回表広島2死二塁、代打会沢の捕邪飛を捕球する捕手古賀(撮影・菅敏)

<日本生命セ・パ交流戦:西武2-1広島>◇11日◇ベルーナドーム

西武ルーキーの古賀悠斗捕手(22)がプロ初となる打点&マルチ安打をマークした。

2回の第1打席。1死二塁から広島森下の138キロカットボールを捉えて、左翼線へ強烈なライナーを放った。適時二塁打とし、二塁ベース上で両手を上げた。「ホントにうれしかった」と笑みがはじけた。6回にも左前打で続いた。

バットで存在感を示したが、「今日はまぐれかなと思っている」。むしろ確かな自信となったのは、守備の方だった。内角も有効的に使う強気のリードで、再三のピンチをしのいだ。投手の特徴、場面を考え、意思を持ってボールを選択した。自慢の強肩で走者を封じ込めた場面もあった。「守備の面で1失点に抑えられたのが一番の収穫。自信になりました」と語った。

正捕手の森が本調子に戻れば、もっと機会は限られてくるとも知る。中大からドラフト3位で入団したルーキーは「スタメンは貴重」と言う。9試合ぶりのスタメンでアピールに成功した。

辻監督も「素晴らしかった。投手を生かすようなリードをしてくれた。打撃もいいものを持っている」と目を細めた。

【関連記事】西武ニュース一覧