東洋大13失点大敗、1部復帰持ち越し 被安打16四死球11に杉本監督「投げさせた方が悪い」

東洋大対中大 力投する東洋大先発の松沢(撮影・野上伸悟)

<東都大学野球1、2部入れ替え戦:中大13-7東洋大>◇第2日◇21日◇神宮

東洋大(2部1位)が中大(1部6位)に大敗して、1部復帰は明日22日の3回戦に持ち越された。

1回に1点を先制したものの、先発松沢海渡投手(4年=帝京)が立ち上がりから乱れた。2死二塁で右翼への飛球が野手の拙守(記録は二塁打)から同点とされ、次打者北村恵吾内野手(4年=近江)に2ランを浴びた。3回持たず6失点で降板した。

杉本泰彦監督(62)が首をかしげながら振り返った。「(松沢は)ブルペンでは悪くなかった。守りに入ったかなあ。二塁打になったあとの入り方ですね。相手(北村)がうまく打ったんですが」と振り返った。被安打16、四死球11の13失点と、リリーフ陣も中大を止められなかった。「5死球ですか。中大さんには申し訳なかった。そういう投手を投げさせた方が悪いんですが。本当に申し訳ないです」。試合後は大敗したことより、与死球を謝罪するばかりだった。

▽東洋大・小口仁太郎主将(昨春の入れ替え戦も4番で無安打3三振、この日は3安打2打点) 去年は散々だった。それを思い出しながらここまで来た。この場は楽しくやろうと。明日、切りかえてやるしかない。