<楽天3-0日本ハム>◇21日◇秋田
“ホーム”の声援を力に変えた。日本ハム吉田輝星投手(21)が故郷秋田でラストチャンスをつかんだ。金足農3年夏以来の凱旋(がいせん)登板。試合前から、大声援を体全身で受け止めていた。「久々に(気持ちが)上がって試合に入った。『よっしゃ、やってやるぞ』って」。
序盤からプロで磨き続ける直球を軸に、無失点投球を続けた。ストライクを取る度に拍手が起きた。「楽天のファンの人にもたくさんの声援をもらった。本当は、もう3回くらいで疲れていましたけど、体力以上のモノが出せたかなと思います」。
今季、未知の領域だった5回につかまった。初めて先頭打者を出塁させてから2失点。「死に物狂いで、あと2つのアウトを取りたかった」と悔しがった。同時に、憧れの楽天則本のすごさも実感。「ピンチで絶対、くぐり抜けて、ゲームメーク能力があるなと思う」。チームは今季6度目の4連敗で借金は今季ワースト15となったが、新庄監督は投球内容を評価した。「5回(途中)まで投げたんだから、良かったんじゃない?」と“合格点”を与え、次回登板も先発かと問われると「うん。(先発)って考えていますけど、あとはピッチングコーチとちょっと話し合って」と、再びチャンスを与えることを明言した。【木下大輔】