【ソフトバンク】柳田悠岐が先制V10号「美容師さんがいいんですかね」散髪から本塁打量産

ソフトバンク対日本ハム 1回裏ソフトバンク1死二塁、柳田は右越え先制2点本塁打を放ち、ナインと笑顔でタッチを交わす(撮影・岩下翔太)

<ソフトバンク5-1日本ハム>◇24日◇ペイペイドーム

ソフトバンクが1試合で首位に返り咲いた。試合を決めたのは、柳田悠岐外野手(33)だ。初回1死二塁の好機で、日本ハム上沢の変化球をとらえて右翼席へ先制の2ラン。「うまく打てたなと思います。力まず、という感じですかね」。自身3年連続の2桁本塁打となる1発で、主導権を握った。

柳田は今季、打撃の調子が上がらず、試合前時点で打率2割5分1厘。生涯打率3割を優に上回る男としては、大不振といえる数字だ。前日23日は大阪から福岡への移動日で、若手中心のピックアップ練習が行われた。柳田はグラウンドには姿を見せなかったが、室内でバットを振り込んだ。「大して練習してないです。汗かいたくらいです。完全に休むと体が重くなるので」。休日返上での取り組みが、プラスに働いたのかもしれない。

験担ぎ? も功を奏した。開幕から長く伸ばしていた髪を、交流戦後の休み期間にバッサリ切った。すると、リーグ戦再開後の17日楽天戦から2試合連続本塁打。まだ1週間ほどしか経たないが、23日に再度、髪をカットした。「1回切ったら、短くしたいなと思ったので。美容師さんがいいんですかね」とニヤリ。本塁打量産のためには、毎週でも美容院に通う必要があるかもしれない?

今季は自己最多を更新する「40本塁打」を掲げる。チーム67試合目で10本とまだまだ物足りないペースだが、リーグ戦再開後は6戦3発。主砲の1発でチームも首位に再浮上。チームも柳田のバットも、勢いに乗っていく。【山本大地】

 

▼通算1000試合出場=明石(ソフトバンク) 24日の日本ハム10回戦(ペイペイドーム)の7回に代走で出場して達成。プロ野球515人目。初出場は04年5月2日の近鉄8回戦(大阪ドーム)。

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