2006年(平18)夏の甲子園に静岡商のエース左腕として出場した大野健介氏(32)が13日、日本ハム-楽天戦(静岡市・草薙球場)で始球式を務めた。セットポジションから直球で見事なストライク投球。「普段テレビで見ていた選手たちがいて、フワフワしていた。ストライクが入ったら(ラグビー元ヤマハ発動機監督の)清宮(克幸)さんにご飯をおごってもらえる約束だったのですが。ギリギリでした」。マウンド上でニコニコし、甲子園で“ほほ笑み王子”と呼ばれた笑顔で振り返った。
静岡商から早大、ヤマハと進み、1学年上の福井優也投手(楽天)らプロ入りした選手が近くにいた。「プロをずっと目標にプレーしていた。でも足りないモノがあった。1つ夢がかないました」。現在はヤマハに勤務しつつ、月に1度、静岡商でコーチを務めている。「06年以来甲子園に出ていないので、何とかレベルアップさせたい」。16年前に甲子園行きを決めた球場で、後輩に手本を示した。【斎藤直樹】