広島大瀬良大地投手(31)が22日、ヤクルト13回戦(神宮)に先発する。前半戦最終登板に向けて、非公開の先発投手練習に参加した。チームに計43人のコロナ陽性者が出る中、今季1勝10敗1分けと大きく負け越す苦手な首位球団との3連戦。前回敵地で3連敗したカードと同じ大瀬良、森下、九里の右3本柱で燕斬りを狙う。まずはエースがチームを勝率5割に戻し、勢いづけたいところだ。
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感染拡大防止のため、先発投手練習は非公開の中、行われた。前半戦最後の登板に臨む大瀬良はいつもとは違う緊張感を背負い、登板に備えた。首位を快走するヤクルトとの3連戦。今季1勝10敗1分けと大きく負け越し、敵地神宮では3戦3敗。前回6月17日からの3連戦と同じ大瀬良、森下、九里と右の3本柱をぶつける。この日の練習前には全選手、スタッフらがPCR検査を受検するなど、チームがコロナ禍に揺れる中、エースが先陣を切る。
大瀬良 後半につながっていく大事なゲームになる。何とかヤクルトがカープに対して、少しでも嫌な印象を植え付けた状態で後半に入っていければ。何とか頭をしっかり取れるにように、頑張ります。
リモート取材に、力強く言い切った。前半戦すでに7勝も、2戦勝ち星なし。状態が良くない中でも、目の前の登板だけでなく、シーズン終盤も見据えて登板間の調整強度を上げている。「もっといい感覚でいいボールを投げたいなと思ってしっかり調整してきたので、それが出せるように頑張りたい」。前半戦最終登板を勝利で飾り、後半戦に弾みをつけたい。
チーム状況からも、大黒柱には好投が求められる。2軍選手18人が陽性を受けた16日以降、育成選手を含めた選手32人、スタッフ11人の計43人が陽性となる事態。20日阪神戦は23日先発予定の森下をベンチ入りさせても上限26人枠を1つ余らせる陣容だった。12球団でも厳しい予防策を取ってきた中での集団感染に選手会長は「ここまでやっても駄目なものは駄目なのかと。やっているのにこうなってしまう悔しさもある」と無念さをあらわにする。
ヤクルト3連戦が終われば、球宴休暇を挟み、後半戦が始まる。シーズンは続いていく。この日のPCR検査では2軍を含め選手、スタッフら全員が陰性判定を受けた。「いるメンバーで戦っていくしかないので、また力を合わせてやっていければ」。逆転勝利した20日のような一丸野球を投球と姿でけん引していく。【前原淳】