【阪神】矢野監督が前半戦総括「よくここまで全員で持ってこられたなと」最大借金16から1

阪神矢野燿大監督(2022年6月15日撮影)

<阪神-DeNA>◇24日◇甲子園

阪神矢野燿大監督(53)が試合前に前半戦を総括した。

春季キャンプ前日の1月31日に今季限りでの退任を表明して臨んだ就任4年目は、いきなり開幕9連敗するなど、どん底からのスタートとなった。開幕投手を任せた青柳晃洋投手(28)が新型コロナウイルス陽性となり回避。その開幕戦はヤクルトに7点差逆転負け。4月14日に中日戦に敗れ1勝15敗1分け。勝率6分3厘で、開幕17試合目で1勝はプロ野球初の屈辱だった。

矢野監督は「めちゃくちゃ苦しい開幕のスタートから、よくここまで全員で持ってこられたなと思います」。最大借金16は前半戦1試合を残した時点で1まで減らした。「やっぱりあきらめないで挑戦して、チーム全員で戦って、ピンチをチャンスに変えて戦ってきた結果かなと思います」と、ナインをほめた。

前半戦の投打のMVPを問われると「野手は近本と中野かな」と2人の名前を挙げた。「この2人が当たり前のように試合に出て、その中で機能してくれて。中野が1番にいって思い切りが出るようになったし、近本も3番でもしっかりやってくれているので非常に助かっています」と話した。

投手では「ヤギ(青柳)とスグル(岩崎)かな」と、3週間出遅れながら11勝1敗と10個の貯金をチームにもたらした青柳とスアレス退団で守護神となった岩崎をMVPに挙げた。

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