楽天浅村栄斗内野手(31)が、キングに立った。前半戦最終戦で、2安打2打点。西武山川を1点上回り、打点リーグトップに躍り出た。不動の3番打者として、チームを支えてきているが、自身の成績には満足していない。逆転優勝へ向け、さらに状態を上げていく。
◇ ◇ ◇
浅村は淡々とバットを振り続ける。1点を先制した直後の3回2死一、二塁。カウント2-1から、平井の真ん中に入った145キロ直球を捉え、左前適時打を放った。5回無死一、二塁で迎えた第3打席は、カウント2-2から外角132キロスライダーを中前適時打。2打席連続で適時打を放ったが、「甘い球をしっかり仕留めることができました。打てて良かったです」と淡々と振り返った。
18年以来3度目の打点王獲得も視野に入る。それでも理想とする打撃はまだ先。「打点に関してはまだ納得はいっていないですが、全体的にこれからという感じです」と高みを見据える。持っているのは3番としての責任感。「自分が(走者を)返さないと勝てないと思って毎試合やっている」。試合前の練習では、誰よりも早く打撃を始める。たゆまぬ努力は惜しまない。みんなのためになにができるか。打撃と真摯(しんし)に向き合い、今季59打点を積み上げてきた。
この日もバットで貢献。チームにとって西武戦9試合ぶりの勝利となった。「なかなか勝てない相手だったので、前半戦ラストの試合で勝てて終わることができたことは良かった」とうなずいた。シーズンはまだまだ中間地点。逆転優勝も射程圏内にいる。シーズン最後を笑って終えられるように-。浅村が打点を1つ1つ稼いでいく。【湯本勝大】