<ソフトバンク-オリックス>◇12日◇ペイペイドーム
ソフトバンクが5月以来の4連勝を逃した。先発の杉山一樹投手(24)が荒れて、5回途中を投げ、6四球2被本塁打で3失点。試合の流れをつくれなかった。藤本博史監督(58)は「あれだけボールが多いとね。四球6個では、守りが長すぎる。リズムが悪すぎるよね」と、期待をかける右腕に厳しかった。
杉山は初回1死で四球を出すと、続く吉田正に右越え2ランを打たれあっさり先制を許した。初回は投じた17球すべてが直球。藤本監督は「あれだけ真っすぐ投げたら、なんぼ160キロ投げても打たれますよね。まして吉田に対して真っすぐばかりというのは、考えられない配球」と、バッテリーに苦言を呈した。
味方が直後に3点を奪って逆転したが、2回以降も毎回四球の走者を背負って、投球リズムは悪いまま。5回には吉田正にこの日2本目となる同点ソロを許し、ここで降板した。杉山は「一番警戒しないといけないバッターに、打たれてしまった。すぐに逆転してくれた野手の方、チームに申し訳ないです」と悔しさをにじませた。
杉山の後を受けた泉も、四球からの3連打で勝ち越し点を献上。6回に登板した3番手の椎野も追加点を奪われた。首位西武が勝ったため、ゲーム差は再び1・5に広がった。3位のオリックスは1ゲーム差に迫り、その足音が大きくなってきた。混戦パ・リーグの中で、なかなか浮上への糸口をつかめない。【山本大地】
▽ソフトバンク今宮(初回に右中間適時二塁打を放ち)「打ったのはフォークです。(周東)佑京がヒットと盗塁でチャンスメークしてくれたので、最低でも進塁打という気持ちでした。結果的に打球が上がってしまいましたが、いい打撃ができたと思います」