【ヤクルト】村上宗隆2発3安打で堂々「3冠」トップ「すごくいい位置。狙えるものは狙いたい」

中日対ヤクルト 9回表ヤクルト1死、右前安打を放つ放つ村上(撮影・森本幸一)

<中日2-7ヤクルト>◇20日◇バンテリンドーム

3冠浮上も通過点ヤ!! ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、今季10度目の1試合複数本塁打となる44号2ランを放ち、04年岩村の球団日本人最多本塁打に並んだ。

3回1死、中日小笠原からバックスクリーンに43号ソロ。7回2死二塁、再び小笠原から右翼席上段にアーチをかけた。2発を含む4打数3安打で打率を3割2分9厘まで引き上げ、DeNA佐野を1厘差で抑えてトップに浮上。44本塁打、107打点と合わせ堂々の「3冠」に立った。

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「村神様」がついに打撃セ界の頂点に立った。チーム100試合以上消化時点で3冠に立つのは、04年の松中(ソフトバンク)以来。「すごくいい位置にいるので。狙えるものは狙いたいと思います」という令和初の3冠王が、いよいよ現実味を帯びてきた。

中堅122メートルの広いバンテリンドームも、絶好調の村上には関係なかった。3回1死、5球目のスライダーをバックスクリーンへ。17日阪神戦以来の1発に「しっかり押し込むことが出来ました」。7回2死二塁には内角直球を右翼席中段へ。チームの連敗を2で止める2発に「ホームランになるというのは打席の中でもいいスイングが出来ているという証拠」と、お立ち台で納得の表情を見せた。

次々とクリアする記録も通過点に過ぎない。球団日本人最多本塁打についても「並べたというのはすごく光栄ですけど、ヤクルトには60本打った外国人選手(バレンティン)もいますし。まだまだ僕も上を目指して頑張りたい」と上を見据える。109試合で44発は、シーズン換算57本ペース。王貞治の55本を超え、13年バレンティンの日本記録60本も視界に入る。36本塁打を放ち新人王を獲得した19年まで、ともにプレーした大砲について「(実質一緒に)1年しかやってないんですけど、すごく仲良くさせてもらいました。ホームランバッターとして、すごくリスペクトしてました」と振り返る。

今季バンテリンドームでは9試合で34打数17安打の打率5割、7本塁打、14打点と驚異的な成績で、7本塁打はビジター選手では00年松井(巨人)の8本に次ぐ数字。12球団で屈指の広さも意識せず、自分の打撃を崩さずに長打を量産する。新時代を切り開くタイトル独占が見えてきたが「まずはチームの優勝が第一なので。とにかく優勝出来るように頑張ります」とキッパリ。あくまでフォア・ザ・チームの精神で、記録を塗り替えていく。【鈴木正章】

▼村上が打撃3冠部門すべてトップに立った。村上の打率1位は20年9月3日以来で、3部門すべて1位は初めて。00年以降、チーム100試合以上消化して3部門1位は、02年松井(巨人)02年カブレラ(西武)と3冠王を獲得した04年松中(ダイエー)に次いで4人目。松井は10月2日のチーム136試合目、カブレラは10月7日のチーム137試合目まで3冠をキープも、最終的に松井は本塁打と打点の2冠で打率が2位、カブレラは本塁打の1冠で打率と打点が2位となり、3冠王を逃した。

▽ヤクルト高津監督(キブレハンが来日初安打を含む2安打) うれしかった。1本出て楽になったと思うし、2本目なんてすごく大きなツーベースだった。次を期待します。

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