<DeNA4-16ヤクルト>◇27日◇横浜
打線爆発ヤ!! ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、2試合連発となる48号ソロを含む、プロ初の5安打をマークした。
4安打で迎えた8回の第6打席、DeNA坂本から右翼席にダメ押しの1発をたたき込んだ。打率は3割3分7厘まで上昇。好調の主砲に導かれるようにチームは今季最多23安打で16点を奪い、2位DeNAとの直接対決第2戦に大勝。ゲーム差は「6」となり、最短31日にもマジック「19」が再点灯する。
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村上らしい滞空時間の長い1発で「ヒットパレード」を締めくくった。11点リードの8回1死。DeNA左腕坂本に対し、1ストライクからの2球目、内角高め128キロスライダーを捉えると、高々と舞い上がった打球は右中間席最前列へ。「少し高めの球でしたが、しっかり押し込めましたし、風にも乗ってくれました」。前日26日に、史上最年少で通算150本塁打を達成したばかりの主砲が、一夜明けて自身初となる5安打。打率を3割3分7厘に引き上げ「3冠王」の地位をしっかり固め、日本人選手では02年の松井秀喜(巨人)以来となる50本塁打まであと2本に迫った。
投手の左右、球種も関係ない。「村神様」のバットが打ち出の小づちのごとく、単打を生み出した。1回は左腕石田の113キロカーブを右前に運び、4回1死一、二塁では、「良いところを抜けてくれました」と、右腕ガゼルマンの外角高め138キロチェンジアップを右前へ。さらに5回2死一、三塁では、内野手が一塁寄りに集まる「村上シフト」を破る右前適時打。これは中川の146キロ直球をはじき返したものだった。7回に宮国のカーブをとらえた右前適時打と、締めくくりの1発を含め、すべて違う投手から4打点を積み上げ、119とした。
高津監督も「彼の前にランナーがたくさん出てくれたので。シングルで打点をしっかり取るというのは彼にとっての大きな仕事」と納得の表情。常々「優勝が第1なので」と語る頼もしき主砲が、チームを再加速させる。【鈴木正章】
○…小川が6回を4安打3失点にまとめ、2カ月ぶりとなる6勝目を挙げた。打線の大量援護にも助けられ、6月28日広島戦以来となる白星。高津監督も「状態が良い悪いは別として、ゲームを作っていったので。彼に1つ白星がついたのは、いい弾みになってくれればいいなと思います」と話した。
▽ヤクルト内山壮(3回2死満塁から2点適時打)「先輩たちが良い流れで回してくれたので、迷わず思い切って打ちにいきました。タイムリーになってくれて良かったです」
○…原が中7日でDeNA第3戦に先発する。前回20日中日戦では、6回5安打1失点で自己最多となる7勝目をマーク。今季DeNAに対しては3試合で1勝1敗、防御率4・80と相性は良くないが「1度つながり出すと止まらないという印象がある。とにかく1人ずつ、1つずつというところを意識していきたい」と、目の前の打者に集中していく構えだ。