【日本ハム】松本剛“4番の仕事”2安打3打点 V消滅危機救い、初の首位打者へ加速

西武対日本ハム 勝利しファンに手を振る日本ハム松本剛(撮影・鈴木正人)

<西武2-4日本ハム>◇31日◇ベルーナドーム

“4番論”を注入して首位打者へGO! 日本ハム松本剛外野手(29)が2安打3打点の活躍で、チームの連敗を止めた。4試合連続で任された4番打者の仕事をきっちり果たして、打率は前日から2厘アップの3割5分2厘。試合前には西武の4番山川と打撃論を交わした11年目の苦労人が、引き分け以下ならチームのリーグ優勝消滅危機を救って初タイトルへ加速した。

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日本ハムの「開幕4番」が自覚十分に結果を残した。4試合連続で「4番DH」でスタメン出場した松本剛は「4番だったので、チャンスでくる確率は高いと思っていましたし、いい準備で打席に入れた」。1回1死一、二塁で三塁線を抜ける先制2点適時二塁打。直近3試合は10打数1安打だったが、「Hランプが付けば、気持ち的に楽になる」と、7回にも試合を決定付ける適時打を放った。

プチスランプを脱する起点は前夜の第3打席にあった。3球目は7月に骨折した左膝に自打球が直撃。「アマゾンさまさまです」と、自ら調べて約5000円で調達した肘用ガードを、現在は左膝に装着。BIGBOSSこと新庄監督も心配した打席だったが、大事に至らず、下降気味だった打撃自体も「目付けのイメージを変えた。ボールの見え方が良くなった」。外角球への意識が強すぎた部分を修正して好感触。ボール球を追いかけることなく、この日の適時打につなげた。

試合前には西武山川と打撃談議をした。「全然(打者としてのタイプは)違いますけど、逆にああいうタイプの人がどうやって打っているのかが、すごく気になる」。気さくに打席での考え方を話してくれた山川の思考は「考えているけど、すごいシンプルだなって感じました。それを取り入れてプラスにしていければ」と、4番を張るスラッガーの先輩から、打撃の引き出しを得た。

この日からスライディング練習も再開。アマゾンで調達した“膝ガード”にも守られながら、患部の状態も日に日に良くなっている。新庄監督には「残りの10試合ぐらいは、たぶん本人も守りたいと思う。守らせた方が、もしかしたら首位打者を取れてベストナインとかの賞も取れるようなら取らせてあげたい」という親心もある。松本剛も「焦らず、でも、早く守備に就きたい」。規定打席まで、残り59打席。最後までしっかり駆け抜ける。【木下大輔】

◆松本剛(まつもと・ごう)1993年(平5)8月11日、埼玉県川口市生まれ。帝京では09年夏、10年春、11年夏に甲子園出場。3年時には主将を務めた。11年ドラフト2位で日本ハム入団。13年10月4日ソフトバンク戦でプロ初出場。17年アジアプロ野球チャンピオンシップ日本代表。180センチ、81キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2050万円。

○…吉田が「夏男」ぶりを発揮した。6回から2番手で登板し3者凡退。打線が勝ち越して2勝目が舞い込んだ。8月は登板9試合で1勝0敗2ホールド、防御率0・87をマーク。18年夏の甲子園大会で準優勝右腕は「夏ですから。僕の季節です。勝利がたまにあると気持ち的にもうれしいですし、のっていける」と喜んだ。

○…根本が3勝目を逃すも、収穫を手にした。直球とスライダーで要所を締めた。5回に四球と味方の失策から同点とされて降板したが、ここ数試合、セットポジションに変更してから手応えを感じている。首位を相手に強気の投球を貫き「『打たれてもいい』くらいの気持ちで投げられました。最後はちょっと甘いところにいって打たれてしまったので、詰めていきたい」と話した。

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