【楽天】島内宏明14号勝ち越し満塁弾 オリックス村西145キロを右翼席中段へ特大1発

楽天対オリックス 4回裏楽天無死満塁、右越え満塁本塁打を放つ島内(撮影・鈴木みどり)

<楽天-オリックス>◇1日◇楽天生命パーク

楽天島内宏明外野手(32)は、まるで聖火を掲げるランナーのようにバットを右手に持って、一塁へゆっくり向かった。5-5の4回無死満塁、カウント3-1からオリックス村西の真ん中145キロを完璧に捉えた。「(手応えは)ここ最近では一番良かったかな」。右翼席中段へと届く特大の14号。自身6年ぶり2本目の満塁本塁打が、チームの連敗を3で止める決勝打となった。

島内劇場は、ここからだ。“聖火リレー”が終わらない。バットを持ったままの小走りが続く。結局、一塁手前でようやく地面に置いてから1周した。「(雨で)ちょっと地面がぬれている。(一塁コーチの)塩川さんにバットを渡そうと思ったんですけど、遅くなって地面に置いちゃいました」が真相。必要以上にぬらしたくないという、道具愛からだった。

2回の左前打、6回の右前打とあわせ、計3安打。今季138安打はヤクルト村上、阪神近本(136)を上回り、12球団トップに立った。好調の証しに「迷いなくバットが振れている」と言った。相手に流されない姿勢が支えている。4回の打席ではタイムを取り、ほんの一瞬、間を取った。「(相手投手の)首振りが長いと嫌なんで。あまり理由はないです」。再開後も村西は数度、首を振ったが、島内の集中力は途切れない。直後の1球を打ち抜いた。

負ければ、再び貯金がなくなる土俵際だった。CS圏の3位オリックスと再び1・5ゲーム差に詰め、首位西武とは3・5ゲーム差だ。仕事を果たした4番は「優勝はしたいけど、自分1人でできることは限られてくる。みんなが上を見てやることが本当に大事」と力を込めて言った。勝負の9月。最高のフィナーレを目指し、上を向いて歩こう! 【古川真弥】

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